そろそろつっこんでもいいですか。

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先生と知り合いなら、多分お母さんも知り合い 大体そうだったから言われるまで言わなくてもいいや ル「なあなあ!解散してもいいらしいけど、時間余ってるし久々に組み手しようぜ!!!」 ア「組み手と言う名の暴力か」 ル「負けねぇよ!?しかも最後にやったの……あれ、いつだっけ?」 ア「……まあ、いいけど」 勉強出来るのに頭が悪いって壊滅的だな 控えめに言って馬鹿 ついでに最後にやったのは二年前だし、その時に比べれば私の魔力量はかなり増えてる ついでに技術も上がったよ お母さんにはまだ勝てないけど、お父さんは五分五分 おじいちゃんはこの間初めて勝ったし ル「いくぞ!!!」 その後めちゃくちゃぶっ飛ばした ラ「…強くなったね、今度僕ともやらない?」 ア「やだ。倒すのが主なのに先生は殴るたびにハイテンションになってくから嫌だ」 ラ「強者が好きだからな」 戦闘狂はお呼びでない 私は先生から離れ、伸びているルイを放置して壁側に腰を下ろした ハイちゃんを大きな狼に変化させ、その腹に背を預けて授業を行う生徒を見る まだ魔武器錬成に苦戦している生徒もいれば、使い魔と交戦中の生徒もいる なんだっけ、なんかあったよね 王道イベント ア「…死神って強いのかな」 強いなら一回だけやり合ってみたい そう思うアリスも中々の戦闘狂 狂ってはないけど、戦闘自体は嫌いじゃない 成長出来るし、実践となればいい経験ともなる ア「ん…?」 流石に死神はないかと息を吐き、目だけを動かしていればふと一人の男子生徒が目に止まる 魔武器錬成に苦戦している生徒達と同様、強く握ったり見つめたりを繰り返している彼は、性格の悪そうな数人に指を刺されて笑われてた なるほど、これはこれでテンプレか 『いじめとかかっこ悪りぃ』 ア「そう思うなら助けたら?」 『ご主人がいけばいいだろ』 ア「女に助けられた方が屈辱的だし、更に悪化するかもしれないじゃん」 要するにいじめられないくらい強くなれという念だけを送るよ なんて考えてたそばから復活したルイが話しかけに行ってました
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