誰もボケろとは言ってない

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ノ「オ、オールファルコス……」 暫くしたある日、ギルド登録を行う為に私たちは街へと来てます ア「ノア、あんまりキョロキョロしてたら変に見えるよ」 ノ「へっ!?あ、そ、そうだね…!でも…オールファルコスだよ?」 ル「オールファルコスだぞ?」 オールファルコスだが 国で一番と言われる実力と規模を持つギルド、オールファルコス 登録だけをすれば入れるギルドと違い、此処は強者揃いな為…試験がある 因みに私の母がギルドマスター ノ「ぼ、僕じゃ無理だよ!試験担当の人って受付の人かギルドマスターって聞いたことあるけど…普通に考えて無理だよ!」 ア「やってみなけりゃわかんないじゃん。とりあえず当たって砕けろ」 ノ「やる前から砕けてます」 今のはいいツッコミ……いやそれは置いとけジョン ジョン誰だよ とりあえずあたふたするノアを引きずって中に入りました ついでのついでに、ルイに巻き込まれた彼と長い付き合いになると思ったので、まずは名前呼びから始めてます ル「楽しみだな!受付の人かギルマス…アリスの母ちゃんだろ?やっぱ楽しそう!」 ノ「うぇえ!?オールファルコスのマスターがお母さんなの!?」 ア「お母さんだよ。あと楽しみではないよ。ついでに私登録しないし」 「「ええ!?」」 自分の母のギルドだからとかではなく、変にランク付けされるのが嫌だから登録はやめようと考えた 昔は義務だったらしいけど、よくよく調べたら今は自由らしい ア「はい、ポチッとな」 受付につき、呼び出し用のボタンをぽちり ギルドには何度もきてたけど、受付の人に会うのは初めてかも まともな人ではないだろうけど ア「…来ないな、すみませーん。登録に来たんですけどー。やってますかー……あ?」 「はいはいうるさいな。よっこいしょ……ん?」 声をかけ、漸く姿を見せた相手を見て私は眉をぐぐっと寄せた 相手は相手で私を見て、真顔のまま顔の横でピースをした 「どーもー!受付嬢且つギルマスやってる藍原でーす!きゃぴ!」 ア「エデンに堕ちろ」 お母さんでした
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