誰もボケろとは言ってない

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中指を立てて言った私だが、まともなのは想像してなかったからまだ冷静さはかけてない かけるもんもねぇよ 「はいはい堕ちた堕ちた。んで、何の用だよ」 ア「ギルド登録だよ。つーか何で受付やってんだよ」 「前のが辞めて適任がいないから私がやってる。ゆーて人こないから大体お菓子食ってる」 ア「仕事しろギルマス」 受付は良くてもギルマスの仕事はあるだろ だめだ、このままでは奴のペースに乗せられ……… 私は冷静になろうと額を押し、ふと疑問に思ったことを口にしました ア「ここって受付の人かギルマスが試験員だよね」 「そうだが?問題ある?」 ア「究極の一択じゃん」 ばっかじゃないの? もう一回言いたいけど、なんとか飲み込んでおくとしてばっかじゃないの? ごめん二回言った ル「アリスの母ちゃんおひさー!!試験員とかかっけーな!!」 ノ「あっ、あの…初めまして…いつもアリスさんにはお世話になってます…!!」 ア「お前らは危機感もてよ」 一応合格レベルまでは合わせてくれるだろうけど、相手は人類最凶だぞ 歩く災害とかいう馬鹿げた二つ名持ってた人だぞ 「はい久しぶり、はいよろしく。とりあえず試験して、通ったら登録入るから訓練室行くよー」 「「はい!!」」 だめだ、ルイに関しては好奇心が勝ってるし、ノアに関しては恐怖よりも先に尊敬の眼差しを送ってる 私は知らんぞ 結局、私は登録しない事は知ってたからよかったが…二人ともフルボッコにされてた 合格ラインが3Sって、学生に求めるものじゃないと思うの 「戯け。私達の代では一年生終了時点でSSが五人だったし、合格ラインを落としてもSが限度」 ア「一緒にすんな。まあ、Sなら二人ともいけるかな」 ノ「無理でーす!」 よく聞こえなかったわ ギルド登録は少し早かったとわかったので、ルイはほっといてまずはノアの特訓をしよう チラリとノアに目を向ければ、お母さんに握手を求めてて…お母さんは伸びるグローブのおもちゃを掴んでる 「はいよ」ミョーン ノ「………どうも…?」 完全に遊ばれてるってノア 気付いてノア 諦めんなノア
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