笑える馬鹿と笑えない馬鹿

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ル「なるほどなるほど、二人が怒ってた理由は理解できた!!!」 ア「理解してくれて助かる」 ル「で、だからどうした!?」 ノ「………あ、無意識で殴ろうとしちゃった」 間違ってないよノア 一応友好国であるバリアだけど、近いわけではないのですし それをだからどうしたとか笑顔で言われれば殴りたくもなるよね とりあえずイルノと犬に書類整理を任せ、私達は依頼について話し始める まずどこから受けたよ ア「他国からの依頼なんて、ギルドからくらいしかないでしょ」 一般人がわざわざ依頼するわけないじゃん 前髪をかき上げながら言えば、ルイはニカっと笑い親指を立てた ル「おう!毎日試験受けにオールファルコス行ってたら、アリスの母ちゃんがそれくれた!!!」 ア「」バキンッ ノ「キャーーッ!?カップ…カップが割れたぁぁぁあ!!!!?」 しまった。つい割ってしまった 私は割ったカップを復元しながら本日何度目かになるため息を吐く なんとなく予想はついてた ついてたけども ア「まず何で毎日試験受けに行ってんだよ」 ル「勝てば受かるし負けても強くなるじゃん!!!」 ア「そのチャレンジ精神はいいとして、この依頼は馬鹿」 ル「缶!!!」 ノ「しりとりじゃないし、多分しりとりのルール間違ってるよ」 本当だよ ん、で終わらせる遊びじゃないだろしりとりって そんなことは置いとけ 私は手に持った依頼書を眺め、日程の確認を行う つい最近テストがあり、明日からテスト休みで一週間ほど期間が空くから… ア「うし、明日からの一週間で片付けるぞ」 ノ「うぇえ!?いくの!?」 ル「了解ー!!ついでにアリスの母ちゃんと俺の親父も同伴するぜ!!!」 ア「は?」 ノ「ア、アリス怒っちゃダメ!えっと、ハウス!!!」 ジ「俺は犬じゃねぇぞ!!!」 イ「今のはジルバさんに言ったのじゃないと思うよ~」 おいもうめちゃくちゃじゃねぇか つーかお母さん何してんの ア「…明日の朝7時、寮前に集合。荷物は各自着替えとか必要なモノを揃えといて…お金も必要と思うだけでいい」 以上解散 私的には、お母さんが行くなら私達はいらないと思ったよ
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