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ペタペタと音を鳴らしながら移動し、現れたのは水晶ではなく水がはられたお皿の前
希「はーい、ここに手を突っ込んでねー」
ア「はーい、突っ込みましたー」
ベシャ!と手を突っ込んだけど、水は一切飛び散らなかった不思議
あ、なんか気持ち悪い色してる
「自然系はクリア、時、空間、重力…以外は俺わかんない」
希「オールって書いとくわ。私に似て普通でよかったね」
ア「普通って字を調べ直してきた方がいいよ」
「頼むから両親に似ないでくれ」
出来れば私だって嫌です
こんな規格外に似たら絶対友達出来ないです
希「えー…魔力量12万、オール属性っと。とりあえずギルド登録は16歳からになってるし、それまでは普通に修行ね」
ア「何するの」
希「…娘よ、私は初めて此処にきた一カ月間…視覚を封じてサバイバルしたぞ。世の中気合いと根性さえあれば何でも出来る」
質問の答えになってなければそんな壮絶な生き方したくないよ
勿論、問答無用でした。
7歳にして、森の中でサバイバル
10歳にして、魔封じをして一週間雪山籠り
12歳は…ダンジョンで聖剣探し
私にとって、16歳までの約9年間は壮絶というよりも完全なるお母さんによる災害の日々でした
我が家…というより高スペック遺伝子過ぎるおかげで、多分今なら一人で国一つ滅せる気がする私であった
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