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適当に座っているのを見たところ、席は自由らしい
当然一番後ろの窓側とった
目立たず、尚且つ平穏に勉学に励んでやるんだよ
ル「ひゃっほー俺隣ィ!!!」
ア「折れろフラグ」
知ってたよ。まずルイが同じクラスの時点でもう諦めてたからいいよ
私は下ろしたままの長い髪を軽くつまみ上げ、ない枝毛を探した
勿論現実逃避だが
「ウォネストくんだよね?」
ル「そうだよ!!!」
「あの…隣いいですか?」
ル「はいどうぞ!!!」
常にハイテンション且つ、トップ貴族のルイはやはり目立ちまくり声かけまくり笑いまくり
一応私も貴族…だが、愛想が良いわけじゃないから媚売り系の人達はスルー全開
「藍原さんだよね!凄い美人!」
「同じクラスで嬉しな、是非お話をお伺いしたい」
完全なるスルーをかましているが、何故かそれを「クールだね!!」と言われる始末
友達出来なさそうワロタ
何だか嫌な予感ばかり芽生えるが…その通り、私の勘はよく当たったよ
「はいどうも、このクラスの担任を受け持つことになったライル・ラグニエルだ。王族、貴族、平民問わず分け隔てなくやってくつもりだから覚悟してほしい…ついでに窓側一番後ろ、僕の親族だから手ェ出すなら覚悟しろ」
ア「忘れたところにビックバン」
もう頭がいたいよパト○ッシュ
お母さんのお陰で通じないネタが盛り込まれた私だし、分け隔てなくとか言った直後に脅してるし
やっぱり普通じゃねぇよ
ル「アリス!体育館行こうぜ!!」
ア「喚くなしにてぇマジブッコロ」
ル「死ぬとか殺すとか言ってんじゃねぇ!!!ぶっ殺すぞ!!!」
ア「私がお前を消し炭にすんぞ」
誰もぼっちの名言言えなんて言ってねぇよ
私はルイの腕を掴んで体育館に転移した
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