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今日は久々の休暇で俺は家の中でゴロゴロと過ごしていた。
一人暮らしで独り身の俺は休暇を満喫していた。
件名:無題
明らかに見覚えのないメールが俺の携帯へと届いた。
いつもの迷惑メールだと思い俺は未読のまま削除することにした。
……が。
何度削除しようとしても消えない。
ムキになって俺はうっかりメールを開いてしまった。
その瞬間……。
俺は焦った。
いきなり画面が変わり、真っ赤になった。
まるで鮮血のような色に俺は焦る。
そして次第に中から顔のようなものが浮かび上がってきた。
真っ赤な画面の中に浮かぶ顔がはっきりしてくる。
恐怖で俺は固まってしまい見たくない携帯の画面を凝視する。
画面の中の顔を見て俺は血の気が引いた。
画面の中に移るその顔は………。
とても見覚えのある顔。
…………。
俺自身だ。
画面の中の俺は青白い顔をしている。
そして俺を見て……笑った。
気味が悪くなり俺は携帯を放り投げた。
携帯は無残にフローリングンの上に投げ出された。
その瞬間、聞きなれた着信音が鳴り響く。
俺は恐る恐る形態を拾い上げのぞき込む。
また無題のメールが来た。
俺が開ける前に勝手にメールが開いた。
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