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「・・・いや、うん。別にびっくりはしてないです」
「え?どうして」
何だか興味津々な神様が顔を近づけてくる。
「神様って生前の僕の姿や生活って知っていたりするんですか?」
「いいや?神様って言っても全ての生物を管理している訳じゃないんだ。僕は世界神。世界のあり方を管理する神様。要するに世界や沢山いる神様の一番上にいる神様が僕」
「そして、僕がうっかりで死んだと」
「それについてはごめん」
神様が頭を下げると「それで?」と話を戻す。
「僕の家族は皆おかしいんですよ」
「おかしい?」
「お父さんは誘拐犯でお母さんが詐欺師。兄が結婚詐欺師で姉さんが、スリのスペシャリストで妹がゆすりや。弟が家で麻薬栽培している」
「うん。おかしいの次元を越えているね?」
「僕はまとも・・・なのかなぁ。気になったら僕のプロフィールを見てよ。何もないから」
皆、変なことに特化しているけど僕は特にこれと言って何かしている分けでは無いのだが、
「時々呼ばれるんですよ。兄が『悪いけど俺の嫁さんの格好してくんない?ちょっとミスってさ』とか言って僕に女役やらせて知らない女性に罵倒されたり、姉さん達が無理矢理僕を一緒のお風呂に入れたりとか」
「うわぁ」
お陰で、女装にも女性の裸体にも体制がつき、今では性転換も気になりません。
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