学校に行くまでの間

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「・・・夢か」 何か変な夢を見た。 「・・・私、やはり女になってるよね」 自分の膨らんだ胸と股についていた息子の存在を探ってみる。 「て言うか、話し方も僕から私になっているし順応能力すごいな」 こちらへ来てから3日目。 ベットに寝れたと思ったら変な夢を見て、やはり自分が女になってると理解してやはり驚くところが無かった。 「まぁ、第2の人生を頑張ろう」 視線を下げるとニーアがまだ眠っており、私を掴んだ手は緩んでいた。 部屋の時計を目視すれば日の出の頃合いだろう。 「・・・散歩に行こうかな」 立ち上がり部屋についているシャワールームを借りて汗を流してブレザーを着る。 元男とは思えない手際のよい着替えに、鏡に写る私は苦笑いをしていた。 「髪質は良いままか」 何故かクラスの女子に嫉妬された私の髪。 後ろで1つに縛り最終チェックをする。 「・・・やっぱり女に」 変わらない現実に私はため息を吐いた。
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