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「お?」
開始と共にアルベルトの姿が消え、眼下には私に迫る刃。
それを難なく避ける。
「やるな!」
「一手目の攻撃が全力で首を狙う辺り本気みたいだね?」
「当然!」
アルベルトは距離をとらず、槍で連続で攻撃してくる。
「速い、けど私には遅すぎるよ」
槍を拳で殴り起動をそらす。
「ちぃ!円槍牙!」
今度は距離をとると槍を持って高速回転してくる。
「だーかーらー」
私に当たる直前、刃の腹を掴み地面に叩きつける。
「遅いんだって」
「こんの!」
距離をとったりとらなかったり、アルベルトは縦横無尽に動き回り槍を振るう。
「ッチ!くそ!あたらねぇ!」
「だから遅いんだって。遅いなら別のやり方があるでしょ?」
「うっせ!俺は斬り込み隊長だ!」
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