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「・・・殲滅する」
な、なんだ?
急に雰囲気が変わった?
「ッ!?」
足で迅槍を蹴り上げ手に握るとすぐさま奴の拳が迫ってくる。
「重い!」
お互い強化魔法を使っているのにも関わらず、コイツの一撃一撃が素早く重い。
さっきとは一転、今度は押される側に。
マズイと思い、槍をつき出すが平然と掴まれてしまう。
「嘘だろ?グアッ!」
捕まれた槍を片手で俺に押し戻し、俺は転倒させられる。
「ストンピング」
「ヤバイって!?」
振り上げた腕を俺に降り下ろしてくる。
咄嗟に転がって退避をすれば、
「ドラゴンクロー!」
地面に突き刺さった爪をそのまま振るう。
「だからヤバイって言ってんだろう!」
不様とでもいえ!あんなの当たってられるか!
抉れた地面に誰もが唖然とする。
一応言っておこう。
まだ早朝であると。
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