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「や、やり過ぎた」
竜撃砲の轟音で正気に戻る。
周りを見渡せばフィールドに走る巨大な爪痕、私を唖然と見つめる人々、吹っ飛ばされたアルベルトを見る人々。
「し、勝者ノゾミ」
流石にビックリしたのかマインも少し慌ててるし。
ここで始まるは私の言い訳タイム
確かにやり過ぎた。本当にやり過ぎた。本当はアルベルトがなにかしら気がつくか疲れるのを待って気絶させようと思っていましたよ?まぁ、結局アルベルトの素早いフェイントにまんまと騙されてかすったとは言え、一撃もらったからね。確かに油断していましたよ?絶対貰わないって思っていましたよ?実際貰いましたけど。まぁ、戦いにおいて?怪我は付き物だししょうがないねうん。でもさふとよぎったんですよ?生前の教えがですね?
『いいか?例えどんなにゲスイ女やドブスの女だろうがな、手を上げる男は最低だ』
『・・・兄さんは?』
『アイツは女の敵だ人間のグズだ。最後に女を泣かせる最低最悪の人間のグズだ』
『・・・スリを止めない姉さんは?』
『私はいいんだよ』
そんでもって、生前の 私は男だったわけですが今は女じゃないですか?いくら犯罪に手を染めていなかった私とは言え、洗脳みたく毎日聞かされればそんな状況に会ったら行動してしまうじゃないですか?結局アルベルトをボコりましたけど。
しかしやり過ぎた。何がやり過ぎたってアルベルトにもやり過ぎたって思ってはいますがそれどころではない。竜撃砲。竜撃砲を使ったのは失敗です。そりゃあ竜撃砲って格好いいじゃないですか男のロマンじゃないですか。多種多様の武器の中でもあえてメインを拳(作者の好み)にしたけどもいいじゃないですか格好いいじゃないですか。ですけどねロマン砲とは言え使うときは考えなければいけませんよね。確かに撃つ際は手加減はしましたよ?本気で撃てばどこぞの全力カメ○メ波以上の力が出ますからね?アルベルトなんて灰すら残りませんからね?
まぁつまりですね?ロマン砲である竜撃砲を撃てば砲撃ともう一つ出るものがあるじゃないですか?轟音ですよ轟音。ハデな演出には必要ですよね轟音。ですが時と場合があるんですよ?そりゃあまぁマジバトルをしていましたよ?場所はいいんですよ場所は。
・・・さて、今は何時でしょう?
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