231人が本棚に入れています
本棚に追加
何だかんだ言いながらも神様は色々としてくれた。
「・・・うん。ステータスはぶっちぎって、能力もチート。魔武器と使い魔も決まって問題ないね?後で何かあったら創造魔法で好きにやってね」
「何か死んだだけなのに何から何まですいません」
「いいんだよ。正直、これでも足りないぐらいだよ」
「いや、これ以上は要りません」
「あはは!そうかい。それは残念」
神様が笑うと「門が開くよ」といい、教室の扉が開かれる。
「因みに行きたい所の希望は?」
「森とかだとお姫さまと出会うフラグが立つので普通に街の人のいない通路で。すぐにギルドに登録に行きますので」
「そうかい。・・・えっと、通路っと」
すると扉の先がグニャリとねじまがる。
「・・・本当に君には迷惑をかけたよ。ごめん」
「良いですよ。別に家族に会おうと思えば会えるので。逆に感謝しきれません」
「そうかい。そう言ってくれると助かるよ」
そう言って僕は扉の前に立つ。
「じゃあ行ってきます」
「うん。言ってらっしゃい」
トン。っと後ろで神様が僕の背中を押して僕が前に進む。
地面は無く、そのまま底に落ちていく。
「頑張ってねー」
段々遠ざかっていく神様の顔を見ながら。
最初のコメントを投稿しよう!