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紅茶を飲み終わると、結が資料を手渡す。
「これ、今週分だそうです。」
結は私が想像した以上に神田に本気だったようだ。
毎週末の昼過ぎ、
彼女は神田に会うために会社まで出かけ、ランチをして帰るらしい。
お陰でメールでは危険な資料のやり取りを、
忙しい鏡や神田を通じる必要もなく、済むのでありがたい。
結はすぐ飽きるだろうと思っていたが、3週間たった今も続いていた。
一番意外だったのは、神田が結を受け入れていることだった。
『・・・・・・・・いい、ペアかも、しれない。』
最近、そう、思う。
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