サングリア

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スプリッツァ?まあ、便宜的にサングリアだと説明をしていた。 コトはグラスを受け取りながらこちらの様子をうかがうように聞いてくる。 「由里子がなんか言った?」 ぼくもベッドに座るコトのとなりへ腰をおろす。 「…ツーくん泣かすなって」 「泣いてねぇし、気にしなくていいから、」 ふてくされた顔をして、 「のんびりいこうぜ、自由なのがこの関係のメリットだろう」 と続けた。
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