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「何!?この点数は!!だいたいあんたはいつもテスト前だっていうのに怠けすぎなのよ!!今が大事な時期なんだって自覚ある?中高一貫校だからってのんきにしてたら外部生にこされるわよ。まったく…」
いつもの、もう聞きあきた説教。
でも、今日はいつもと少し違った。
「もうあんたが自分ひとりで成績あげるのは不可能ね。
塾に行ってもらうわ」
「えっ!?」
ちょっと待って、塾って言った!?今!
「駄目っ!無理っ!!
部活出たいもん!!」
「出ればいいじゃない。
私もあの涼華が運動部で、しかも水球を3年も続けてるなんておもっても見なかったわ。」
う゛……
私はもともと運動がにかてで超インドア派なのだ。
それでも水球部を選んだのは、チームプレーの競技で、ほとんどの人が初心者からはじめる部活だったからだ。
今ではレギュラーで頑張っている。
「せっかくはじめたんだから最後までやればいいと思ってるわ。
その後に行くのよ。」
「嘘でしょ…
嫌っ!
行きたくない!!」
「じゃあ…
部活休部する?」
!?
「それは絶対嫌っ!」
「じゃ、決まりね!」
と言うなりお母さんは電話をはじめた。
「あっもしもし。先日ご連絡させていただいた柴崎ですけれども………」
お母さん…
最初からいれるつもりで電話してたなんて!!
かくして私は大手個別指導塾に通うことになったのです。
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