販促イベント②

9/10
55人が本棚に入れています
本棚に追加
/40ページ
はぁ…。 こういうのって苦手なんだけどな。 何を話したらいいのか、よく分からないし。 「同期でもあんまり接点なかったよね、俺ら。今日はいつもと雰囲気が違ってビックリした。あ、ごめん…いつもはキッチリしてて、近寄り難いイメージっていうか。子供たちの受けもいいし。弟さんや妹さんがいるからかな」 「子供には慣れてるんで。そして今日の私はイベント仕様なんです。これも弟たちの指示で」 「なるほどね。俺は今日の蘭さんすごくイイと思うよ!それにしても、佐伯先輩とコンビなんだってね?それってすごいことだよ」 なんだか知らないけど褒められたみたいで恥ずかしい…。 「ど、どうも。でもすごいってどうしてですか?」 「だってあの人一匹狼みたいな感じでしょ。今までもアシスタントがいたことあったけど、続かないんだよ。結局先輩が自分でなんでもやってしまうから」 なんか想像つくなぁ…。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!