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シーツから露になってる裸体を惜し気もなく晒してアンタは、俺に視線を向ける。
「いい加減に日焼けのケアぐらいしろよな。」
聞いてるのか聞いてないのか・・・
嫌、絶対聞いてないね、人の話を、この人は!
肌ケアのためのクリームをてにしながら今日、何度目かの日焼けの説教をこの人に言ってんだけど・・・
「だって、俊君にしてもらう方がいいんだよ。」
可愛いく首を傾げてもダメ。
「ほら、背中みせな。」
んー。といいながらベットに腹這いになる。
「俊君も一緒に行けばよかったのに。」
「・・・うちに携帯、わざと忘れてった人に言われたくないね。」
肩ごしに俺を見ると口をとんがらかして
「別にわざとじゃないし。」
アンタに連絡しようとしたらアンタの携帯の着信を知らせるメロディが自分の部屋から聞こえてきた時には、脱力したよ。さすがの俺でも。
で、何日間かヤキモキさせられ今に至る・・ってとこだ。
「ねぇ、俊君・・・」
アンタは、起き上がると俺の首に両腕をまわすと
「名前、呼んで。」
妖艶に微笑んだ。
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