みつめていたい    ~俊~

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「俊君。シャワー借りるね。」 いとも簡単にアンタは、俺の腕をすり抜け裸のままいった。 アンタは、あっさり俺の匂いを消して俺の前からいなくなる・・・ どうやったらアンタを引き止められる。 一晩中でもこの手に抱いていたいのに。 「俊君。ありがと、んじゃ、オイラ帰るね。」 「あっ!慧、送ってくよ。」 慌てる俺に 「オイラ、一人で大丈夫だから。」 言い残してアンタは、部屋から出て行った。 まるで何もなかった様に・・・ .
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