あとがき

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「高嶺の恋と安値の愛」を最後までお読み頂き、ありがとうございます。 ストーリーの中盤は大変重い内容で、途中読むのを断念したくなる事もあったのではないかと…… それでも最後までお付き合いいただけた事に、深く感謝を致します。 作品を読んでお気づきの方もいらっしゃると思いますが、実はこの作品の主たるテーマは恋愛ではありません。 恋愛小説でタブーとされる「死」に初めて触れ、私がこの作品を通して描きたかったものは、「愛念・愛憎」「本音」であり、「生き方」です。 そして、最後に辿り着くところは「人としての愛情」。 最初のプロットから雪菜の「死」は決まっていたので、そこに繋げて行くまでどの様な雰囲気を作って行くかが難問でした。 「初めからシリアスでは、誰も読んでくれないよな~」と思っていた私。 そこで考えたのが、「初めはラブコメ風の軽いノリで。その後は超シリアスのどん底まで突き落とし。そして最後は、登場人物の誰もがハッピーエンド!」と、なるプロット。 つまり、読んでいて展開が予想できないジェットコースターみたいな作品にしたい!と、1年半走り続けた訳ですが……予想的中しまくりでしたらすみません(汗) 前作二作の様な、セツナ系純愛作品を期待していた方もすみません。 初めて子供を登場させた事も然り、今までの作品とは違ったテーマに挑戦した作品、いかがでしたでしょうか。 今回描けなかったシーンもあるので、今後、続編として短編小説を書くことも考えております。 その時は足を運んで頂けたら嬉しいです。 私の作品が、また皆さんとお会いできる事を願って。 ありがとうございました。 2015・7・7  櫻†凉葉 追記: 8月5日より続編となる番外編の連載開始。9月1日完結しました。 番外編にもお越し頂けたら嬉しいです。
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