第1話

断酒２日目

朝、自然にいつもより１時間ほど早く目が覚めた。

昨晩は涼しく朝もしっかり布団をかけてぐっすり寝れていたと思う。

体調は、あまり良くない。頭はすっきりしているが、何か足らない。身体も股関節周りに違和感がある。

アルコール依存性から断酒に寄る離脱症状は早期で数時間後から手や全身のふるえ、発汗、不眠、吐き気、嘔吐、血圧上昇、不整脈、焦燥感、集中力の低下、幻聴、てんかん様けいれん発作などがありそれが数日間続き、後期が２～３日で起こり始める振戦せん妄であるという。

私の場合、一昨日の9時まで飲んでいた。その夜中に、焦燥感と胸の痛み、そして発汗があったのでここに書くことを決意している。きっとあれが早期離脱症状だったのであろうと思う。
そしてアルコールによって麻痺していた感覚が、正常な状態に戻りつつあるのだと信じたい。