誰かいる――!

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「何だ。コレ・・・」  夜、いつものメンバーとチャットをしている時だった。気兼ねのないメンバーとくだらないやり取り・・・。  梅雨の鬱陶しい気分も吹き飛ばす勢いで楽しんでいた。それなのに・・・。 『後ろの正面だぁれ?』  誰が入れたのか分からない文面が突然現れた。 「誰だ?」  みんなも同じ気持ちなのか『誰?』という文字が一斉に現れた。それでも同じ人物で同じ文面が現れた。  あんまりしつこくて、自分の後ろが気になりだした。 「なぁんだ。何もねぇし。だいたい、誰がどうやってメンバーに入ってるの?」  そう言いながら体を戻した。 「――ヒッ!」  長い髪の女がすぐ目の前でニタリと笑った。
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