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「はっ!!!!」
どうやら、護は夢を見ていたようだ
お腹が減り
護は1階へと降りた
「ねぇ、護?
貴方は卒業したらどうするの?
お母さん心配で仕方がないのよ。」
美奈子は夕飯の用意をしながら
護に喋りかける。
護はソファに腰掛け
テレビをつけ、口を開いた
「俺には友達もいない。
何もないんだ、母さんには悪いけど
人生が楽しくない。」
「護?昔は友達たくさん居たじゃない。
高校に入学して護から声かけことある?」
美奈子は料理を辞め
護の横に座る
「高校生活最後なんだし
色んな人と喋ってみたらどう?
この先がどうなろうと
お母さんはいいのよ。
ただ、今を楽しんでほしいの」
美奈子の言葉が胸に突き刺さり
明日から喋りかけてみよう
そう心に誓った護だった。
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