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高校2年の夏。
彼は転校して、このなんの特徴もない学校へ来た。
教室の戸が開きなかに担任の中野とともに小柄な身長の男の子が入ってきた。
「今日転校してきた、 倉内蜜だ。んじゃ、倉内、自己紹介してくれ」
「はい」と返事をした声が透き通るように聞こえた。
「えっと、、、倉内蜜です。よろしくお願いします」
簡単な自己紹介が終わり中野が指示した席にすわる。
「よろしくね、はち」
彼はポツリとつぶやき私の顔をみた。それが、最初の出会い。
「え?、、、あ、よろしく」
突然声かけられ、戸惑いながら答える。
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