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「レミ、ちゃんときもちよくなってもらいたいもんー!」
そう言って僕をベッドに押し倒して僕の身体をまさぐるレミ。
上目遣いで僕の顔を見るレミ。
「お願い、レミといろいろしよ?」
レミ。
この女は、わかっているんだと思う。
一人称を自分の名前にするのは、客に自分を覚えてもらうのに有効だということを。
「ねぇ、もっとレミに触れて?」
切なげな表情で僕の手を自分の股に誘うレミ。
しっとりと湿っているレミ。
男なんて単純なものだ。
そんなおねだりされるとその気になる。
僕の身体は素直に反応している。
「さっき襲われちゃったから、次はこっちが襲う番ね。」
そう言って僕は、レミの薄くて小さな唇を奪った。
きっとこの流れはレミの計画通りなのだろう。
レミによって理性を飛ばされた1人の男である僕は、そんなことはどうでもよくなっていたけれど。
この日の僕は、
レミを食ったというより、
レミに食わされたのだろう。
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