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「下、ヒリヒリする・・・。」
恨めしそうにエミリーが腕の中で抗議する頃には、すっかり夜は深まっていた。
「ごめんね、夢中になっちゃって。エミリーが凄く可愛いかったから。」
怒れない言い訳に、ぐりぐりと頭を胸に押し付けてくるエミリー。
「しばらくエミリーを学校で見れないかもなぁ。」
「なんで?」
「欲情しちゃうから。」
さわさわっとお尻を触りながら言えば、くすぐったそうに身をよじる。
「もうちょっと、休憩させて。」
「どれくらい?」
「1時間・・くらい?」
「分かった。じゃ、その間キスだけしとく。」
「駄目!メグミのキスやらしいから、耐えれない!」
あまりに可愛い拒絶に、思わず笑みがこぼれた。
「じゃ、エミリーが触ってよ。」
「それ・・なら・・!」
やられっぱなしだったエミリーは、反撃の時!とばかりに体にキスを落としていった。
メグミのニヤリとした表情は、夢中になるエミリーには見えてはいなかったが。
「もう・・無理、メグミぃ・・・。」
「私まだいってないよ?」
「でも、でも・・・。」
やっぱり欲しくなってしまったエミリーに、再びメグミのリターン。
「好き、好き、メグミ・・!」
どんどんハマっていく彼女。
このまま抜け出せないほど、堕ちてしまえばいい。
メグミは疲れて眠りに落ちる愛しい恋人に、仕上げの花びらを散らした。
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