第1章 メッリーさん

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ユーガットメール ユーガットメール! 私、メッリーさん。 捕まった。 いやっ!助けて!!! 私をどこに連れて行くの!? 「おい!お前は誰だ!!!」 恐怖にかられつつも、僕は勇気を振り絞り返信する。 おい!メッリーさん!! お前は誰なんだ!!!! これはなんなんだ!!!! 何故、僕に追いかけられているんだ!! ダダダダーン…ダダダダーン… と、メールの着信音に設定していたベートーベンの運命が鳴り響く。 〝えっ? そういえば、メールの着信音を変えていたはず……〟 恐る恐る着信されたメール内容をみる。 そこには、 題目 re: おい!メッリーさん!! お前は誰なんだ!!!! これはなんなんだ!!!! 何故、僕に追いかけられているんだ!! という内容のメールが届いていた。 「ひっ!!」 返信したはずなのに、届いた先は自分の携帯。 つまり、メッリーさんは、この携帯を使ってメールをしている事になる。 思わず、携帯を投げ捨て、布団を被った。 〝なんだよ!なんなんだよ!! 助けてくれよ!!〟
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