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ユーガットメール!
ユーガットメール!!
「うわぁぁぁぁぁぁ!!!」
再び鳴り響くメール着信音。
投げ捨てたはずなのに、耳元近くから聞こえる。
「なんなんだよ!!!
僕になんの恨みがあるんだ!!!」
大声で叫びながら、枕元に移動していた携帯を取り、メール内容をみる。
私、メッリーさん。
どうやら、悪い男の自宅見たい。
私、手足を縛られて、クローゼットの中に閉じ込められてる。
助けて!
「ひっ!!!?」
突如、部屋のクローゼットがガタガタと揺れる音が聞こえ、女性の悲しげな叫び声が部屋中に響き渡る。
「いやぁ!!出して!!!
お願い!!!
出して!!!いやぁぁぁぁぁぁ!」
「やめろぉー!!やめてくれぇー!!!」
僕には、クローゼットを開ける勇気は無かった。
そのまま、布団の中で、時が過ぎるのを待つ。
「助けてくれよ。
僕が何をしたってんだよ。」
布団は涙と涎で濡れてきている。
精神の限界がすぐそこまで近づいてきている。
ユーガットメール!
ユーガットメール!!
ユーガットメール!!
ユーガットメール!!!
再び、投げ捨てたはずなのに耳元で、鳴り響くメール着信音。
自らの精神を守るためか、メッリーさんに無理矢理取らされたかは、わからない。
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