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すがりつく僕を無視したご主人様は 僕が普段勉強する時に使うマホガニーの机に寄りかかり ここまで来たらイカせてやると言う 「俺の気が変わらないうちに早く来い 犬のようにな…」 「は…い………」 身体を起こしまた四つん這いになり そろりそろりとご主人様の元へ向かう 「…うっ……くっ………」 体内で暴れる器具を落とさぬように締め付けながら這い 後少しでご主人様にたどり着く所まで行ったのに 「ああっ…」 コトンと音を立てて尻尾は抜け落ちてしまった .
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