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第3章 つづき
横で原ちゃんは、がっくりと肩を落としているけど、そんなことには気づく様子もなく、
蔵本くんは、照れくさそうに、はにかんだ。
「へぇ・・。蔵本くん、彼女、いるんだ。
じゃあ遠距離になって、淋しいんじゃない?」
「まぁ・・。
でも、応援してくれると言ってくれてるので・・
大丈夫です」
「そっか。いい彼女さんだね」
「はい。俺にはもったいなくらい」
清々しいくらいにきっぱりと、彼女のことを話してくれる蔵本くんは、好感が持てるけど、
原ちゃんが、蔵本くんに好意を持ってるのは、
誰が見ても一目瞭然なのに・・。
鈍感なのかな・・。
結局、蔵本くんの都合で、
木曜日に歓迎会をすることになった。
次の日は、仕事があるけど、
そんなに遅くまでじゃなきゃ、大丈夫よね。
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