第6章

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上司が、面会に来たのは、 ちょうど妊娠28週、8ヶ月になった日。 緊急入院してから、もう2週間が経っていた。 仕事のことは、気にならなかったわけじゃない。 私の代わりのポストに来てくれた蔵本くんは、 なんの引き継ぎも出来ていないうちに私がこんなことになって、 考えれば胃が痛いことばかりだった。 幸太郎が、私の病状を伝えてくれたのかな。 会社からの連絡は驚く程少なくて、 私がいなくてもなんとかなってるんだって 思い込むことで、気持ちを落ち着けていたけど、 それはそれで、やっぱり寂しかった・・。
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