第9章 つづき

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「不思議な縁って……。あ、ラーメン司かぁ。 懐かしいなぁ。そういえば、森田さん元気?」 そう言えば、幸太郎と付き合い始めてから、あのお店に足を運んでないけど、 中嶋くんは、きっと食べに行っているんだろう。 「あぁ。相変わらずだな。 ルイくんに会いたがってたぞ」 「そうなんだ。俺も久しぶりにあそこのラーメン食いたいし。今度顔だすよ。順は?もういないよな?」 順ちゃんという女の子が、そういえばいたっけ。 確かルイくんにしつこいくらい、べったりくっついてた……。 「あー、順ちゃんね……。 実はさぁ。森田と結婚したんだ。 今はたまーに店に顔出すくらいらしいよ」 「え?」 「うそ!森田さん独身だったの!?」 「まじか……」 みんなそれぞれ、驚きの声を上げている。 あれから3年近く。 時は、止まることなく流れているんだ……。
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