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七月一日。
それは本来なら来るはずの火曜日。
テストを目前にして部活が無い放課後に、私は、駒林優希(こまばやしゆうき)という高校からできた男友達と帰路に着いた。
そして…………。
「りいな。俺と付き合わないか?」
彼の言葉は相変わらず投げやりだけど、いつもと違って少し震えていた。
そう思えば、私はこの時既に、大きな過ちを犯していた。
それは取り返しの効かない過ち。
時間が消化する間違いだらけの対処法。
「……返事……ちょっとだけ待ってもらっていい?」
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