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そのまま病院の名前を聞くと、すぐさま病院へ向かう事にした。
電車をすぐに降りタクシーをひらいそのまま病院に着くと、娘が肩を震えさせたままロビーでうずくまっていた。
「母さんは、いやお前は大丈夫なのか?」
そう言うと、娘はそのまま泣き始め看護師がやってきた。
「貴方がお父さんですね。とにかく奥さんの様態の説明とすぐさま手術の手続きを、その為に娘さんに呼んで貰いましたので」
どうやら娘はパニックに陥って居た為、手術の了解の書類をかけなかったのですぐ様に欲しいとの事だった。
「解りました。書類は先に書きますので、とにかく一秒でも早く」
妻の様態を聞きながら、書類を書いていたが思わずペンを持つ手が止まる。
工事現場の資材の崩落に巻き込まれたらしい。
しかし私が手を止めたのは、妻の左足が潰れなくなりしかも鉄パイプが足の如く二本突き刺さっているという状態を告げられたからだった。
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