変化

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 血で再び滲んだ画面と、腕から生まれた蛇のような化物の所為で、自分の腕を何度も壁に叩きつけた。  しかし、携帯が離れる事は無くまるで浸食を始めた様に今度は腕に蛇が這いだしてきた。 ーーーーーーその時だった。 「誰かいるんですか?中で何騒いでるんです?出て来てください」  どうやら病院の清掃員が、職員を呼んだらしい。しかし、今のこの状態を説明した所でである。 「だ………………大丈夫です。もう少ししたら出ますので」  腕に自分起きていた上着を巻き付ける。こうなってしまってはもうどうする事も出来ないと思った。  個室を出ると取り囲むようにして職員が軒を連ねていた。 「アンタ本当に大丈夫か?昨日から怪しい奴がいるっていうんでな、まさかとは思うが」
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