二人目

2/2
前へ
/4ページ
次へ
『貴方の願い、承りました。これから実行致します。お支払は後から通知致します。』 これが朝に俺に届いたメールだった。 「へー、マジであったんだ。『噂の願いメール』って。」 俺はメールを閉じる。 俺が昨日願ったのは、今日ある俺のロックのライブの成功だった。 俺はこれでもミュージシャンだ。 まあ、これだけじゃ食ってけないようなやつなんだが。 「これでアイツらと全国的に有名になれるはずだ。それで、全世界に俺達の歌を轟かせてやる。」 俺は皆がいるいつものところに行った。 「よう!どうだよ調子は!」 「今日は絶好調だよ!」 そりゃそうだよな。 俺は今日あのメールを受け取ったんだからな。 「にしても、全国ライブ大会に出れるなんて思ってもみなかったです。今まで努力したかいがありましたね。」 「だよな!!」 俺達は四人でチームを組んでいる。 俺がボーカル、サヤがギター、ヤスがベース、アキトがドラムだ。 俺達は頑張って全国ライブ大会に出ることになった。 ここで目立てばテレビ出演という切符が手に入る。 俺はそれにかけていた。 「行こうぜ!全国に!いや、全世界に俺達を見せつけるんだ!!」 「おー!!」
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加