君と私

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追伸 全てが終わっても、君は私の真意に気づかなかった。 私から君への想いは、虚無の中に消えていった。 君は、私から全てを奪った。 私が、独りに耐えられず、君の側にいたと思っているのだろう。 私は初めから、君しか要らなかった。 一瞬だけでも、君の瞳に私を映すこと、それが願いだった。 その瞬間は、私が君の物になり、君が私の物になる。 それで良い。 私から故郷も家族も命も奪った君は、奪い損ねた想いに気づかなかった。 色が変わったのは、君だったのだろうか。 狂っていたのは私の方だろうか。 私も君も世界も、虚無にのまれる今となっては、そんなことはどうでもいい。 私は君と存在した。 それだけが、私の意味。
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