第1章『囚われの姫君』
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「まだ太陽が眩しい気がします。ランチタイムですね」 私が答えると、彼女は無表情のまま私を見つめ続けた。 「パンを持ってきました」 布にくるんだ小さなパンを渡そうとするが、彼女は私から視線を外さないまま動こうとしない。 その瞳が言いたいことはわかっていた。 「はぁ。仕方ないですね…」 私は鍵を開けて鉄格子の中に入る。
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