第4章

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先ほどの、のんびりとした雰囲気は影を潜め、いつになく真剣な顔つきをしている。 こんなリクは久しぶりだ。 先ほどの光景がリクの中のスイッチを押したのだろうか。 俺も運転しながら身の丈ほどもある自分のガンソードを片手でガンに切り替え、装填された五十ミリ弾を見つめた。 討伐隊は、後ろ手に五人の撮影隊を守りながら十体のセカンドと交戦中だった。 討伐隊の基本構成人数は七人なのだが、五人に減っており、その中に隊長の姿はない。 すでに死んだか、まさかとは思うが逃げたのかもしれない。 隊は一方的なセカンドの攻撃に防戦しかしておらず、すぐに屑折れてしまいそうな危うい状態だった。 セカンドは目の前の獲物に集中しておりこちらに気付かない。 俺とリクは目配せして銃を構えた。 二匹のセカンドが高く跳び上がって武器を持たない撮影隊に空中から突っ込んでいこうとした時、俺たちは引き金を引いた。
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