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「わかんない。」
リクはやっぱり馬鹿だ。
「あ、今僕のこと馬鹿って思ったでしょ。」
「知らないな。」
助けた撮影隊が持っていた小型機器であのときの動画を撮られていた俺たちは、TVで放送され、それが評判を呼びヒトのセカンドとして有名になった。
その壮絶な戦闘を見て、俺を差別する人は誰一人いなくなったが、代わりにリクと共に畏怖の対象となった。
しかし、俺はもう独りではない。
リクと二人で何でも乗り越えられる。
そんな気がする。
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