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「凄く気持ち良かった~♪
これからも、いっぱいしよう!?ねっ☆」
「うん♪
今度は、どんな事をして、君がどんなふうに乱れるのか楽しみ♪」
「ヤだ~もう~♪エッチ~♪」
一週間前に付き合い始めた新しい彼女を絶頂に導き、まだ余韻に酔い痴れている彼女の柔肌をこの腕に抱き締め、その微笑みに胸熱になっている…まさにその時でした
ケータイにメールの着信が…
時間はもう、午前2時!
(こんな時間に誰から!?)
季節が真夏から一気に真冬へと…逆戻りし、熱いカラダが瞬く間に凍りつくような…感覚に襲われた
(嘘だ!嘘だろう!?
嘘って言ってくれ!!!)
『何してんの?』
部屋の中が瞬時に冷凍倉庫の中へと変貌するような冷めたたったの一言に、ひどく震えたのは勿論、その送り主に驚きを禁じ得ませんでした………
それは…
あまりにも突然だった!
あまりにも俄に信じ難い…
いや、信じたくない、到底受け止められない“事件”だった
最愛の彼女が、事故死した!!!
あと一ヶ月で、日本に帰れるのに、日本に帰国したら、真っ先に、プロポーズするつもりだったのに………
しかし、大詰めの海外赴任が一時帰国を許さず、彼女の葬儀に顔を見せる事はできませんでした
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