第1章

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むか~しむかし、 あるところに、近藤さんと山南さんがいました。 2人はとても仲良しでした。 ある晴れた日、いつものように縁側でお茶を飲んでいると…… 「あれ?山南くん、あの柚の木……」 ふと、庭の隅にある柚の木が目に入りました。 「え?なんですか?」 近藤の声に、山南も柚の木を見ました。 すると、 パァァァ……と光が放たれ、2人は眩しくて目を瞑ってしまいした。 次に目を開いた時。 「山南くん!人だ!人が倒れているぞ!!」 柚の木の下に、人が横たわっていました。 近藤が急いで駆けつけ、声をかけるが、その人は無反応。 しかし、呼吸をしていたので、ゆっくり抱き上げ、家の中に入っていきました。
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