第1章

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家に帰った柚は、ひよりに聞いた話を、近藤さんと山南さんにしました。 「あ……あぁ~……それは……歳の話かな?」 苦笑いの2人に 「知り合いですか!?」 と詰め寄る。 「女を泣かせるなんて許せない! ……ぶっ飛ばす」 柚の怒りのボルテージは上がるばかり。 近藤さんと山南さんは、困った顔をしたあと 「じゃあ、止めるように文を書くから、届けてくれるかな?」 と言いました。 「勿論です!」 ……文を渡してそのまま襲撃じゃ、ボケ! 「柚くん、顔に出てるから。 善からぬ事は考えないようにね?」 「山南さん!大丈夫です! 明日行きます!善は急げです!」 山南の小さなため息は、柚には聞こえませんでした。
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