第7章

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「先生、さよ~なら! 皆さん、さよ~なら! そんでもって、 土方さん、さよ~なら!」 ペコリとお辞儀をして柚が言った。 「おい、待て。先生って誰だ。」 「え?知らないですけど」 「は?」 「でも、一番最初は"先生"と決まってるんです!!」 「はあ?……はぁ~もうどーでもいい。 さっさと帰れよ。山崎もまた明日。」 げんなりした顔で土方が言う。 山崎と柚はそのまま玄関に。 沖田は「見送ります!」と着いていき、 斎藤はそのまま土方の部屋に入っていった。 しかし 「すすむん……今一度お待ちを……」 「ん?」 「総ちゃん!行くよ!今なら鬼も油断してるはず!!」 「は?え?ちょっ!柚さん!」 玄関に着いた途端、土方部屋に引き返す柚。 沖田はいきなり腕を掴まれ、「足音立てちゃダメ!」と言われるまま、気配を消して着いていった。 "待て"と言われた山崎は、玄関で待ってる……。 なんて出来るわけもなく、そっと後をおう。
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