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バタバタバタバターーー
すごい勢いで廊下に足音が響く。
ガタンッッ!
最初に着いたのは
沖田。
ガサゴソ斎藤の机を探そうとしたが、
一番上の引き出しをあけたら、すぐに目に飛び込んできた。
【豊玉発句集】
……おぉ~、あったぁぁ!
「柚さぁん!見つけましたぁ!!」
大喜びしていると、土方と柚が小競り合いしながら、斎藤部屋に入ってきた。
「ぅおぃ!邪魔すんな!」
「ちょっと!土方さんだって!痛い!」
「あ"あ?」
「もう、肩痛ッッ…………
こんどぉ~~さぁ~~~ん!!」
「おい!バカ!叫ぶんじゃねぇ!!」
「近藤さぁぁぁん!!!土方さんが叩く~~~~!!!」
「だから!うっせぇんだ、てめぇは!!!」
…………低レベルな争いに、斎藤は無反応。
沖田はニコニコ笑っている。
いつの間にか山崎も駆けつけていた。
「おや?
見つかったのかい?」
騒ぎを聞いて、近藤が登場。
「こ、近藤さん!」
慌てる土方に
「見つかってしまったみたいですね」
山南が笑って言った。
喜んで句集を手にした柚は
「鬼の宝を取ったり~!」
と笑顔で句集を見せる。
しかし、
「うっせ!」
ゴツン!と頭に拳を落とされ
「うぎゃ!」
頭を抱えて土方を睨んだ。
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