一緒に逝こう

6/9

62人が本棚に入れています
本棚に追加
/9ページ
私が恐怖に怯え、震えているとき、私のスマホにまたメールが送られてきた。 私は自分のスマホを手に取り、メールの送り主を確認すると息が止まった。 メールの送り主は真由美だった。 私は震える手で、恐る恐るそのメールを開いた。 【絢香、私たちは友だちだよね。 お願い、絢香。 一緒に逝こう】 私はそのメールを読むと、不安と恐怖が膨れ上がり、ありったけの声で悲鳴を上げた。 〈 真由美は死んだの? だとしたら、このメールを寄越したのは誰? 何で私が真由美と一緒に逝かなくちゃならないの? イヤだ……。 来ないで真由美……。 私たち、友だちでしょ 〉
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

62人が本棚に入れています
本棚に追加