第1章

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ソーラ (キュルキュルキュルー) お腹の中から虫の声 ミチュ (か…可愛い…♪) 「ソーラお腹すいたの?」 サザンカが白い翼を優雅にひろげ 僕達を眺めていた 僕は偶然もっていた、七種類のベリー入りタルトを笑顔で渡す 飢えたハイエナのように鋭く僕の手から、七種類のベリー入りタルトを奪い誰にも盗られぬよう警戒しながら食べるソーラの姿をみて ミチュ (か…可愛い…♪) 「誰も盗らないから」 「ゆっくり食べなよ」 ソーラの頭を撫でようとしたら バチン! 手を素早く払い牙を剥き出しにし ガルルルルルゥ〰!!! コスモス達が色とりどりに 緑のキャンパスへ夢を与えていく マオォー (キュルキュルキュルー) お腹の中から虫の音 ミチュ 「あははは」 「仕方ないなマオォーもか」 偶然もっていた、山の伊吹に秋と案山子を感じさせる哀愁のモンブランをマオォーに渡す !?!?!? それをみたソーラが唸りながらマオォーを襲った! こっ…これは…!? 禁断の必殺技…… 雪崩式パイルドライバー!!! きっ危険すぎるぅーーーーーー ドゴン!ばぎっ!ぐにゃぐにゃ! 首の骨が複雑に折れ曲がり マオォー永眠。 ガフッガフッガフッ♪ 奪った、山の伊吹に秋と案山子を感じさせる哀愁のモンブランを音速で食べ尽くすソーラ ポッ(か…可愛い…)じゃなくて! ミチュはあわてて 「喧嘩したら駄目!まだ偶然もらってきた、松茸型ソーセージぷるぷるゼリーロイヤルエキス配合!激辛と激甘が共演する天空のなんちゃってアメリカンドック風ドーナツがあるから三人で仲良く食べよう♪」 それを聞いたソーラは勢いよく僕に飛びかかってきた !?!?!?!? ミチュ 「あっあんっそれはダメー」 「食べちゃダメらめよん」 「それは、松茸型ソーセージぷるぷるゼリーロイヤルエキス配合!激辛と激甘が共演する天空のなんちゃってアメリカンドック風ドーナツじゃないんだ!」 「僕のっ…んっ…ちっ…っっっ…んっ…イャン♪」 秋の薔薇はその色を深く染め上げ より一層美しく咲き誇っていた。
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