第1章

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ピコピコピコガシャガシャ♪ 僕達が今、熱くなっているのはブァミコンというゲーム。世界的な大ブームで僕の部屋に籠り、マオォーと一緒に毎日真夜中まで夢中になってやっていたんだ。 今日は迷作のバーゲンリング・ベィビィというシューティングゲーム。1週間もバーゲンに並んで買ってきた激レア物だ! プロペラ付きUFOに乗った赤ちゃんが海の上で敵を撃破していく♪空母の洋な要塞がボスでこいつが強い! マオォーは追撃されそうになると2コンで叫ぶ裏技を駆使して僕をサポート敵を殲滅にかかる! 「きっとくるぅ~♪きっとくるぅ~♪」 マオォーの美声が周りにこだまする。 「きっとくるぅ~♪きっとくるぅ~♪」 僕とマオォーの大合唱♪ !!?!バチィーン!?!! 凄い音がして突然電気が消えた テレビの画面が砂嵐になりザァーザァーザァーと音がする。 ミチュ 「停電かな?」 マオォー 「だったらテレビも消えるだろ」 真っ暗になった部屋 ザァーザァーザァーザァーリーン (なんか怖い……) マオォー 「ミチュ鈴の音聞こえね?」 ミチュ 「待って…みて!テレビ…!?」 鈴の音が鳴ると砂嵐の画面が微かに歪み古い井戸のような物がみえる リーンザーザーリーンリーンザァーリーンリーンリーン 次第に鈴の音色が激しさを増していく 二人は息を飲み恐怖でひきつりながらも画面をジッとみつめていた
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