第19章 結末の憂い

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 あざみは1つ言い残していることもある。  私が話をしているときは、外に繋がるドアや窓などを1センチでもいいから開けておいてほしい。ということだ。  あの女のことだから、なんで言わなかったのか、わざとらしいといえばそれまでだけど。  そうじゃないと私にくっついてきた亡霊たちが外に出ることができない。  もちろん私はそれでいい。そのほうが面白いから。  それでも、  部屋の四隅に気を付けて。  私はそこにいる。そこから見下ろしたり見上げていたりする。  もし窓やドアを開けていない人がいたとしたら、  私はあなたのすぐ後ろにいる。
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