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ガラハット「ここは?」
クランザが転移した場所は帝国が所有する領土の中には全くない地形のもので、辺りは樹海のような木々に囲まれ毒の沼地、崖、湿地等の到底人が住めるような場所ではなく
クランザ「ここは、アントモナス共和国の所有する領土内にある未開の地じゃ。
ここならば、国民は愚か騎士や冒険者も滅多に来ない。
兵力を増やすには良いところだと思ったのじゃ。」
「ふふ...ここを本拠点にして騎士や冒険者が来る辺りにめ拠点をつくって素材を集めよう。
あと、本拠点は彼処の崖の洞窟の中に作ろう。」
クランザの説明に今までガラハットの腕の中で黙っていた主がその幼い顔を怪しく歪めながら淡々と此れからの事を語り、クランザが回収していた覇王の迷宮核を崖にぽっかりと空いた洞窟へと投げ込んで
『新たなダンジョン生成に適した場所を確認しました。
これより、ダンジョン生成を行います。
陛下の指示により陛下の魔力を使用して生成いたしますので右手の小指にはめました指輪からウィンドウを開き指示をお願いします。』
洞窟の地面に落ちれば外の3人にだけ聞こえる声が響き、主人の右手の小指にはいつの間にか黒い水晶でできた指輪がはめられており、淡く一度光れば主人の前に半透明の板状のウィンドウが現れて
それを見て、主人がゆっくりと指を伸ばし操作していき
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